プロたちの再考~生産性の時代に”看護”を問い直す~
在宅看護指導士認定試験
2026年1月16日(金)まちプラス
「プロたちの再考~生産性の時代に”看護”を問い直す~」を開催しました。

〇講師紹介
医療法人社団慈恵会 北須磨訪問看護・リハビリセンター 所長
慢性疾患看護専門看護師
藤田 愛 先生
介護保険が制度化される以前から訪問看護の世界で働き、
今日まで歩んでこられた藤田愛さんが、長年の訪問看護経験から“生産性の時代の看護”を再考。
在宅の世界は社会の変化で役割が拡大し、ケアにも効率や成果が求められるように。
大切にしてきた思いは同じでも対立が生まれ、看護が競争社会に巻き込まれる今、私たちは何を守り、どう在りたいのか。
本セミナーでは、そんな変わらず望む看護の姿を問い直し、看護の手がかりを探りました。
生産性の時代に、現場で起きていること
参加者の多くが共通して挙げていたのは、「効率化が進むほど、人との関わりが薄れていく感覚」でした。
直行直帰、オンラインツール中心の連携、件数をこなすことが評価される環境。
その中で
「雑談がなくなり、スタッフの表情が見えなくなった」
「何を話せばいいかわからず関係がぎくしゃくした」
という声が複数見られました。
「雑談」「つぶやき」が支えていたもの
アンケートでは「雑談が大事」「つぶやきができる場が必要」という言葉が何度も登場しました。
一見、業務とは関係のないように見える会話の中でこそ、
悩みや違和感が表出し、利用者への関わりやチームの安心感につながっていたことに、
改めて気づいたという声が印象的でした。
「カルテや申し送りだけでは、その人を理解できない」という実感は、多くの参加者に共通する学びでした。
踏みとどまるという選択
「前に進めない時は、踏みとどまることも必要」
セミナーを通じて、そんな視点を得られたという声も多く寄せられました。
生産性を否定するのではなく、あえて立ち止まり、何を大切にしたいのかを考える。
そのプロセス自体が、結果として利用者への“寄り添い”や、スタッフ自身を守ることにつながるという気づきが共有されました。
現場に持ち帰った変化の兆し
「明日から、まずは自分から声をかけてみようと思った」
「完璧を目指さず、トライアンドエラーでいいと分かって気持ちが楽になった」
こうした声からは、参加者それぞれが自分の現場に持ち帰れる“小さな変化”を見つけていたことが伝わってきます。
同じ悩みを抱える仲間がいると知れたこと自体が、支えになったという意見もありました。
在宅看護指導士認定試験
「在宅看護指導士」は、在宅看護・訪問看護の視点に特化した知識とスキルを学び、人・組織・地域を育てる専門資格です。
訪問看護師であれば知っておきたい、緊急性の見極め方から家族支援、訪問看護事業の運営、リスク管理などを包括的に学習します。
訪問看護に魅せられている方、訪問看護に飛び込んでみたい方、管理を任されている方に、おすすめです。
在宅看護指導士 公式テキスト


