在宅介護指導士で学べること | 全国在宅医療マネジメント協会

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在宅介護指導士で学べること

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在宅介護指導士で学べること

在宅介護指導士は、施設や在宅でよく見られる「疾患別のケア」から、介護の現場で起こりうる「緊急時の対応」や「家族支援」についても学び、利用者のささいな身体の変化を素早くキャッチし、医療につなげられる介護のエキスパートを目指す資格です。

近年、急速な少子高齢化や慢性疾患の増加などに伴い生活支援や医療ケアの需要が急増し、介護サービスはますます重要性を増しています。

さらには、利用者のニーズも複雑化・多様化・高度化し、介護職はますます多岐にわたるスキルと知識が求められます。身体的な介助に留まらず、コミュニケーション能力や感情の理解、レクリエーションの提供など、幅広いスキルが必要とされます。

 

在宅介護指導士では、介護に必要な知識だけでなく、連携をリードするための視点や家族支援、緊急時の対策、その他営業方法や事業所のブランディングなど包括的な学びが詰まっています。
組織が人材の育成に注力し、専門職達が互いに高め合うことで、質の高い在宅医療サービスを提供し、地域全体の健康と幸福に貢献でき、介護のチカラで地域を究めることができます。

現在、介護福祉士・介護支援専門員・社会福祉士の方、管理者の方、そして訪問介護に興味がある方は注目していただきたい資格となっております。今回は、在宅介護指導士で学べることを具体的にご紹介していきます。

訪問介護に特化した疾患別ケアの項目が充実

在宅療養方法、家族支援、地域連携など疾患ごとに細かく解説。患者さんが安心安全に自宅で過ごしてもらうための要点を詰め込んでいます。

例:心不全のケアでは

心不全の概要からアセスメント方法などを解説。「普段と何かが違う」をいち早く気づけるよう、本人の自覚症状や家族に確認したい情報など見逃したくない項目が充実。心不全の利用者の健康管理は、生命予後に関連する大切な関わりです。利用者の近くで考え、寄り添い、少しの変化にも気づける、一番近くの「応援者」として支えていけるように訪問介護士の役割を考えていきます。

介護における緊急性の見極めと連携

日常の微細な変化に気づき、判断・対応することが先の急変や生命の危機的状況を回避へつながる

高齢者の緊急事態には急変や転倒、誤嚥など様々なものがあります。介護職は情報を迅速かつ正確に伝え、利用者の体調や持病、既往歴を把握し予兆にも注意を払う必要があります。

救急体制の構築のながれ、緊急度の分類と判断のアルゴリズム、事前に準備しておくべき項目など知識を身につけておくことによって、危機を回避することにつながります。

継続経営に必要な知識を地域連携から安全管理まで網羅

地域に必要とされる営業活動の本質

顧客の立場に立って、寄り添いながら必要なサービスを提供していくことを念頭に置き、具体的な営業方法を身につけていきます。
新規開拓と既存営業の違いを踏まえつつ、営業の法則とタイミングの知識を取り入れていきます。

見逃さない、職場や現場のハラスメント対策

介護者が利用者から受けた暴力・ハラスメントの実態調査によると、身体的・精神的暴力の被害経験率は全体の55.9%と高い水準を示しています。暴力・ハラスメントの被害報告は毎年多くあるため、介護職の身の安全を確保し、暴力・ハラスメントの発生を防止するための取り組みが必要不可欠です。また、職場におけるハラスメント対策も必要でパワーハラスメント、マタニティハラスメントなどの防止に努める必要があります。

 

見落としたくないブランディングの重要さ

近年、訪問介護事業所は年々増加している一方、廃業していく事業所も多いです。
新規顧客を獲得するためには、ブランディング戦術を活かし、事業所の得意分野や売りを発信していく必要があります。また、営業面だけでなく社員のモチベーション向上など内面的な効果から学ぶブランディングの必要性についても学んでいきます。

 


 

「在宅介護指導士」は、介護専門職のキャリアアップとなる専門資格です。

疾患・障害を“生活”で捉える視点を育てるカリキュラムで、医療と介護の架け橋となれるプロフェッショナルを目指します。

 

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